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【あからぼLINE講座Vol.3】赤ちゃんはなぜ、夜中によく起きる?

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2022.11.2

投稿者:赤ちゃんの眠り研究所事務局

赤ちゃんの眠り研究所 管理者

こんにちは。赤ちゃんの眠り研究所の清水です。

 

昨日の内容、「朝、決めた時間に起こす!」

是非、チャレンジしてみてくださいね^^

 

朝のんびり起きてきて、夜はドラマでも見ながら・・・

といった生活の方が、一見楽に思えるかもしれません。

 

でも、行動に移した人にはわかるんです。

赤ちゃんの生活リズムを整えると、これまでよくバラバラに生活していたな~、しんどかっただろうに…、と自分で思うほど、育児がとっても楽になるんです♪

 

なぜなら、朝が決まると、生活全体の流れがとても見えやすくなるから。

 

次いつ眠そうにする、お腹がすく、いつごろ機嫌が悪くなる、そういったからだのリズムや心のリズムが整っていき、泣いている理由がわかりやすくなるんですね。

 

まだ実践しようという気持ちになれていなかった方は、是非やってみてくださいね^^

 

赤ちゃんはなぜ夜中によく起きるの?

今回はその仕組みを、睡眠生理の視点からお伝えします。

 

人間(動物も)は、一晩中一定した状態で眠っている訳ではありません。

 

大人の場合は、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しながら眠っています。

 

レム睡眠は、夢を見る睡眠。

ノンレム睡眠は、浅いノンレム睡眠と、深いノンレム睡眠に区分されています。

 

このレム睡眠とノンレム睡眠を1セットで「睡眠サイクル」と言い、大人の場合はこの睡眠サイクルを90~100分ごとに繰り返しています。赤ちゃんの場合、このサイクルが短く、レム睡眠の割合が多いことがわかっています。

 

赤ちゃんの眠りと大人の眠りの特徴で大きく異なるのは、レム睡眠時の動きです。

 

大人の場合は通常、夢を見ても体がその夢の通りに動くことはありません。

しかしながら赤ちゃんは、ママのお腹にいたころの睡眠発達の名残で、レム睡眠時によく体を動かし、泣くこともあります。

 

私たちはこれを、『寝言泣き』と呼んでいます。

 

赤ちゃんは睡眠サイクルでやってくるレム睡眠ごとに、寝ぼけてフニャフニャ言ったり、もぞもぞしたりするということですね。

 

赤ちゃんが夜中に起きるのは、大人が「起きている」と思っているだけで、ただの寝言の場合も多くあって、すべてにおいて「何かを要求している」ということではないということは、是非、知っておいていただけたらと思います。

 

寝言泣きのときはどうしたらいい?

夜中にモゾモゾされたり、泣かれたりすると、ここでついママは、何か欲しているのかも・・・

と、おっぱいをあげたり、オムツを替えたりしてしまいがちです。そうすると、寝ぼけているだけの子を起こしてしまいかねません。

 

でも、このタイミングで2~3分見守っていると、すっと泣きやんで、赤ちゃん自身で次の睡眠サイクルに入れることもあったりします。

 

おっぱいの分泌が安定してくる生後2ヵ月以降は、夜中に泣いたとしても、まずは、『寝言泣き』かな?と考えて、すぐに対応せずにしばらく様子を見る。

 

夜中にお世話が必要なときは、静かに速やかに済ませ、その後は親も寝る。

 

地道ですが、そのような親の行動で、赤ちゃんに「夜は寝る時間」なんだということが伝わっていきます。

 

 

朝は起こす、夜は構いすぎない。

シンプルですが、赤ちゃんの眠りを整えるためには大切な習慣です。

 

それでは次回は、「寝かしつけ」の話になります。

ところで、みなさんは、なぜ赤ちゃんに「寝かしつけ」をしていますか?

 

明日のLINE講座までに、ちょっと考えてみてくださいね^^

赤ちゃんの眠り研究所 管理者
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赤ちゃんの眠り研究所事務局