乳幼児睡眠アドバイザーの資格取得について
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2022.11.7
投稿者:赤ちゃんの眠り研究所事務局
乳幼児睡眠アドバイザーってどんな資格?
『乳幼児睡眠アドバイザー』は、NPO法人赤ちゃんの眠り研究所(愛称:あからぼ)が発行する認定資格です。
あからぼは、「乳幼児睡眠の専門知識」と「心に寄り添うサポート」で、赤ちゃんの眠りに悩む家庭に「安心」を届けることを使命に、赤ちゃんの睡眠に関する子育て家庭向けの講座や支援者の育成を行っている団体です。
この活動は、わが子の夜泣きに悩んだ1人のママ(代表理事・清水悦子)の小さな一歩から始まりました。
2011年始めに夜泣き専門保育士と名乗って始めた個人での夜泣きのサポート活動。
著書『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』(かんき出版)を出版し、シリーズ累計40万部以上(2024年10月現在)と、多くのママたちに支持されています。
乳幼児の睡眠教育やサポートは、広く社会活動として行っていくべきだという思いから、2014年に任意団体を設立。
2016年にはNPO法人化し、たくさんの仲間と共に、赤ちゃんの眠りの問題に向き合う信頼できる団体として、多くの小児科医や睡眠の研究者の皆さまの支援も受けながら、一歩一歩、成長を続けています。
赤ちゃんの夜泣きや寝ぐずりなどの睡眠問題は、時にママやパパを追い詰め、深刻になると産後うつや虐待などの社会問題にもつながります。
私たちは、乳幼児の睡眠発達への理解の促進や、睡眠問題への対処法の啓蒙活動等によって、そのような深刻な事態に陥る子育て家庭を減らしたい。
そして、睡眠不足によって、かわいいはずのわが子を素直にかわいいと思えなくなっているママやパパがその状況から脱し、安心して子育てができる社会を目指したい。
このような思いで、活動を続けています。
このあからぼの思いに賛同し、「伝える」「支える」活動をしていきたいと思ってくださる方のための資格が『乳幼児睡眠アドバイザー』です。
養成講座では、各方面の専門家や小児科医を招いて4日間にわたる充実したカリキュラムを組んでいます。
そのため、年に1回と少ない開催となりますが、2024年4月現在で、60名の乳幼児睡眠アドバイザーが、全国各地で支援活動をしてくれています。
※乳幼児睡眠アドバイザー養成講座を受講していただく為には、事前に赤ちゃんの眠り支援・集中講座を受講されていることが必須条件となります。
資格を取得したら何ができる?
- 乳幼児の睡眠問題の背景にある医学的・生理学的・心理学的知識を学び、育児支援活動にその知識を生かし、自信をもってサポートできるようになります。
- 赤ちゃんの夜泣きなどの睡眠問題について、子育て家庭向けの講座やグループ相談会、個別相談などの自主開催や、依頼される講座の講師を行うことができます。
他にも様々な活動をしているアドバイザーがいますので、是非アドバイザー紹介ページで、現アドバイザーの活動をご覧ください。
資格を取得後のサポート体制はある?
あからぼは、非常にアットホームな団体です。
アドバイザー同士の横のつながりがあり、活動当初の不安や、難しいケースの支援についての相談など、アドバイザー同士も支えあえる環境を大切にしています。
また、あからぼでは、私たちの理念に共感するアドバイザーの活動をサポートすることで、子育て家庭への支援の輪が広がると考えています。そのために、下記に示すような資格取得後に活用していただける各種資料やシステムを用意しています。
私たちは、赤ちゃんの睡眠に関する知識の提供やサポートは、すべての子育て家庭が受けることができるものであってほしいと願い、公共・福祉に資する活動を目指しています。そのため、ママビジネスとして個人が稼ぐことを目的としたコンサルやサポートは行っていませんので、ご承知おきください。
- ホームページのアドバイザー紹介ページでの自己紹介の掲載
- 赤ちゃんの眠りの講座準備のために使用できる資料の提供
- 子育て支援センター等へのアドバイザー紹介チラシの送付(年1回・希望者のみ)
- 講座や個別相談の案内のホームページ掲載(掲載にあたっては、福祉的観点を重視しており、数万円のような高額な価格設定の講座等は掲載しないなどの掲載規定を設けています。個人の活動を制限するものではありませんが、完全営利目的での資格活用をお考えの方にはご期待に添えない可能性がありますのでご了承ください。)
なお、事務局の体制や運営指針により、今後サポート内容に変更が生じることもありますのでご了承ください。
また、資格講座開催年度の次々年度から、資格の継続のために年会費(12,000円)がかかりますのであらかじめご了承ください。
その他のよくいただく質問 Q&A
Q. 資格は必要ではなく、赤ちゃんの睡眠について学びたいのですが?
資格は必要ないけれども学びたい方向けには、赤ちゃんの眠り支援集中講座(ほぼ毎月開催)や、定期的にオンラインで勉強会を開いておりすので、ご検討ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
Q. アドバイザーになったら、顔写真や名前をホームページに掲載しないといけないですか?
ホームページへの掲載は希望者のみとなっており、義務ではありません。現在でも公的機関にお勤め等の理由で、自己紹介ページを作成していないアドバイザーも多数おりますが、養成講座で得た知識を生かして、それぞれの職場で活躍してくださっています。
Q. どのような人が資格を取得していますか?
助産師、保健師、看護師、医師、理学療法士、作業療法士といった医療職の方、子育て支援センター勤務の方、産後ドゥーラやベビーシッター・ベビーマッサージ等の民間資格をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
Q. アドバイザー資格を取得するにあたり、育児支援をすでに実施している必要がありますか?
受講対象者として、「育児支援活動をされている方」、または「これから育児支援活動を予定されている方」とさせていただいております。
ご自身の子育ての知識のためにといった、支援活動の予定はない方の資格取得はお断りさせていただいております。また、アドバイザー資格の取得による開業支援や収入増を目的とする資格ではありませんので、ご承知おきください。
Q. 他の赤ちゃんの眠りに関する資格取得団体との違いは何ですか?
私たちは、NPO法人として、社会課題に取り組むことを目的とした団体であることが、大きな特徴です。
赤ちゃんの睡眠についての基本的な知識は、沐浴の仕方や母乳育児、離乳食と同様に、子育てに関わるすべての人に知ってほしい内容です。そのため、自治体の両親学級等でも扱われるようになることや、共働きでも子どもを早く寝かせることができる社会の実現ための企業へのアプローチなど、赤ちゃんの眠りの問題を1つの家庭内で起こっている出来事としてだけではなく、社会全体が抱えている課題としてとらえ活動をしています。(なお、資格を活用した有料の活動を制限するものではありません)
Q. 4日間の養成課程のうち、1日だけ日程が合わないのですが、動画視聴等の対応をしていただけますか?
かねてからご希望をいただいており、2024年度の養成講座から前半の2日間のみ、2週間限定(後半の2日間の講義まで)でのアーカイブ受講可能としました。後半2日間に関しては、双方向のコミュニケーションが必須の講座が含まれておりますので、リアルタイムでのオンライン参加を必須とさせていただいています。
Q. 今回の日程だと都合が合わないのですが、どのくらいの頻度で養成講座を実施していますか?
乳幼児睡眠アドバイザー養成講座は、日本睡眠学会等でご活躍されている研究者や小児科医、コミュニケーション講師など、様々な分野の専門家の先生方に講師をお願いしております関係で、年に1回のみの実施となります。
その他、ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
※ 例年2月開催のため、リンク先にアナウンスがない場合がありますがご了承ください
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