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日本赤ちゃん学会第23回学術集会にて発表:理事 岡邨しのぶさん

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2023.9.8

投稿者:赤ちゃんの眠り研究所事務局

赤ちゃんの眠り研究所 管理者

ご訪問ありがとうございます。

NPO法人 赤ちゃんの眠り研究所です。

 

2023年8月5日~6日に開催されました、日本赤ちゃん学会第23回学術集会にて、当団体の理事の岡邨しのぶさんが「乳幼児期におけるAdiposity Reboundと夜間睡眠時間との関係性の考察」というテーマで発表を行って参りました。

 

 

以下、研究グループよりご報告させて頂きます。

 


 

こんにちは、乳幼児睡眠アドバイザーの岡邨しのぶです。
あからぼでは理事も務めさせて頂いています。

プライベートでは3児の母で、某研究所にて科研費研究員として奮闘中です!

去る2023年8月5-6日、大阪府豊中市にて開催された日本赤ちゃん学会第23回学術集会にて発表をさせて頂きました。

タイトルは【乳幼児期におけるAdiposity Reboundと夜間睡眠時間との関係性の考察】です。

Adiposity Reboundとは、体組成(BMI)が赤ちゃんから大人へと切り替わる変化を指します。

この時期が早すぎることによって、将来的な肥満や生活習慣病になるリスクとなる事が分かってきています。

このAdiposity Reboundの時期を決める要因には様々なものが考えられており、その1つに睡眠時間もあります。
そこで今回、乳幼児期の夜間睡眠時間との関係を調べて、研究成果としてまとめました。

その結果、Adiposity Reboundが3歳より前・後と仮定して2つの群に分けて、夜間睡眠時間の長さを比較したところ、3歳前群(Adiposity Reboundが早いかもしれない群)の方が夜間睡眠時間が短い事が分かりました。

睡眠時間の短さが肥満などにつながるリスクは以前より指摘されていますが、今回の結果は、乳幼児期において十分な睡眠時間を確保する事で、そのリスクを回避できるかもしれない事の一示唆といえるかもしれません。

私達あからぼは親子の睡眠から育児を支援する活動を行っていますが、学術活動を通して更にきめ細やかな支援につながる事も目指しています。これからも継続して、あからぼ研究活動を発信していきたいと思います。

ご興味のある方は是非あからぼのお話を聞きに、遊びにいらして下さいね!


 

 

岡邨さんは、小児の理学療法士をされていたご経験からも睡眠の大切さを実感され、

今は団体の理事として、研究グループの一員として、さらに乳幼児睡眠アドバイザーとしても活動されています。

 

乳幼児睡眠アドバイザーは、赤ちゃんの眠りに困っている子育て家庭の支えになれるよう、支援センター等での夜泣き講座や個別相談等を実施しています。

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